HDDのデータはそのままでMBRからGPTに変換する方法(Windows 10)

変換可否の検証

ディスクの確認

  1. DiskPartツールを起動する

    コマンドプロンプトDiskPart.exeを実行する。

  2. ディスク一覧を表示する

    1.で起動したDiskPartでlist diskを実行する。

    ⇒ 対象ディスクのGPT列に"*"が付いないことを確認。

検証処理の実行

  1. 「mbr2gpt.exe」ツールで検証処理を実行する

    コマンドプロンプト(管理者権限)でmbr2gpt.exe /validate /allowFullOS /disk:0を実行する。

    Validation completed successfullyと表示されれば変換可能。

変換の実行

変換処理の実行

  1. mbr2gptツールで検証処理を実行する

    コマンドプロンプト(管理者権限)でmbr2gpt.exe /convert /allowFullOS /disk:0を実行する。

    Conversion completed successfullyと表示されれば変換成功。

AW3423DWファームウェアアップデート(2023年12月5日リリース)

はじめに

AW3423DWは発売以降ファームウェアアップデートが提供されませんでしたが、後に発売されたAW3423DWFはUSB接続が可能なためファームウェアアップデートが提供されていました。
USB接続ができないAW3423DWのファームウェアアップデートは今後も提供されないだろうと思っていましたが、ここにきてアップデート方法を発見したのかファームウェアアップデートツールが提供されたため、早速アップデートしてみることとします。

アップデート

ダウンロード方法

DELLの公式サイトからダウンロード

Alienware 34 Curved OLED Monitor AW3423DWのサポート | ドライバーおよびダウンロード | Dell 日本

アップデート内容

1. 画面のちらつきが発生することがある問題を修正します。
2. 入力レイテンシーを改善します。

入力遅延の改善は嬉しいですね。

アップデート条件

  1. NVIDIA グラフィックスカードを介してコンピューターに接続されているモニターが 1 つだけであることを確認します。
  2. ソフトウェア アップグレード プロセス全体を通じて、モニターの電源がオンで接続されている必要があります。
  3. GPU と互換性のある最新の NVIDIA ドライバーがインストールされていることを確認します。
  4. Windows コントロール パネル内で、電源オプションを「オフ」に、「コンピューターをスリープ状態にする」を「なし」に調整します。
  5. HDR 設定、ブルー ライト フィルター、調光、または色調整アプリケーション (Windows ナイト ライトなど) を無効にします。 モニターのリフレッシュ レートを 60 Hz に設定します。
  6. デスクトップ上の Windows ライセンス認証プロンプトをすべて無効にします。
  7. [設定]、[システム]、[通知] に移動して、すべての Windows 通知ポップアップを無効にします。
  8. 更新が中断された場合は、 アプリケーションを再実行することで再起動または再開できます。 エラーが発生した場合 (まれですが)、電源プラグを抜き、再度差し込むことでモニターの電源を入れ直すことができます。

※インストールマニュアルを翻訳

NVIDIAGPUに接続していることが必須なため、RadeonAMD)やIntelGPUを使う人はアップデートできません。

他にも60Hz固定やHDR無効化など制限が多いです。

実施環境

OS Windows10 64bit
GPU GTX1070

実施手順

0. 初期設定

ガイドにある通り、設定を変更します。

「設定」→「システム」→「ディスプレイ」から
夜間モードとHDRをオフ

「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「ディスプレイの詳細設定」から
リフレッシュレートを60Hzに変更

「設定」→「システム」→「通知とアクション」から
通知機能をオフ

「設定」→「システム」→「電源とスリープ」から
スリープをなしに変更
1. アップデートツール実行

「GYNC_Monitor_Firmware_Updater.exe」を右クリックし、「管理者として実行」する

「Proceed」をクリックする

マニュアルによるとDisplayPortで接続していなかったり、GPUがG-SYNCに対応していないとここでエラーになるようです。

「Check for Update」をクリックする

Flash」をクリックする

最後の警告画面
「Continue」をクリックする

アップデート中

アップデート完了

これでアップデート完了!

まとめ

初期設定が面倒だったり、AMDGPUだとアップデートできなかったり色々条件はありますが、ツールの実行自体は簡単でした。

自宅のメインPCがRadeonだったので、NVIDIAを付けているサブPCを引っ張り出したりドライバーをアップデートしたり大変でしたが。。

アップデートした効果ですが、入力遅延は測定できないので具体的に説明はできませんが、明らかに改善されているように感じました。

アップデートの敷居が少し高いですが、アップデートする価値はあると思います。